ペアレント・レジデントビザが再開されます
2020年2月より、ペアレント・レジデントビザの要件が刷新され、申請の受付が再開されることとなりました。
親のビザをスポンサーするための子供の収入要件が厳しくなった一方、親の一生涯保証された収入として設定されていた年収6万ドルの要件が撤廃されました。
子供の収入要件は、以下となります。
1. 一人でスポンサーする場合:
a. 親一人:中間収入(Median Income)の約二倍、年収およそ106,080ドル以上(現在は6.5万ドル)
b. 二親:中間収入の約三倍、年収およそ159,120ドル以上
2. 二人でスポンサーする場合(主たるスポンサーとそのパートナー、二人の収入の合計)
a. 親一人:中間収入の約三倍、年収およそ159,120ドル以上(現在は9万ドル)
b. 二親:中間収入の約四倍、年収およそ212,160ドル以上
上記の収入要件は、ペアレントビザ申請前の3年間のうち、2年以上満たしていなければなりません。
現在の中間収入は53,040ドルです。この金額は毎年更新されます。
このカテゴリーでのビザ発行は年間1,000名までとなります(従前は5,000名でした)。
現在すでに一時審査(EOI、Expression of Interests)に申請書を提出している方に関しては、再開後、新しい要件の下で審査が行われます。
新しい要件を満たさないなどの理由で申請の取り下げを希望する場合は、返金手続きを行いましょう。
返金手続きを行わない場合、審査の続行を希望するものとして新しい要件の下での審査が行われます。
その他の主な要件は以下の通りです。
1. スポンサーが、当ビザ申請の直前に3年間以上NZ国籍またはNZ永住ビザを保有していること
2. スポンサーの永住ビザがImmigration Act 2009(移民法2009)の第49条(1)(a)または第50条に該当しないこと
3. スポンサーが、当ビザ申請前3年間のうち毎年184日以上をNZで過ごしていること
4. 親に扶養している子供がいないこと
5. 親は健康診断と無犯罪証明書の提出が求められます。
更なる詳細は下記のNZ移民局のウェブサイトにてご確認ください。
https://www.immigration.govt.nz/about-us/media-centre/news-notifications/parent-resident-visa-will-reopen-new-requirements