ニュージーランドで投資を行う際に気を付けるべきこととは?
多くの日本人がニュージーランドで定期預金、不動産、ビジネスなどに投資しています。
ニュージーランドの投資で高いリターンを経験されている方がいる一方、がっかりした経験をお持ちの方も多いようです。がっかりした経験をお持ちの方の多くは、1)投資内容を正確に把握せず推測に基づいて投資を行った、2)質問をすることを好まなかった、等が原因に上げられるかもしれません。投資契約の前には下記の点に注意しましょう。
1.その投資は誰から紹介されましたか?確かな資格を持った人でしたか?
日本人の多くは、自分の知っている人(例えば子供のガーディアン、同僚、ビザ・エージェントなど)を信用する傾向があります。しかし今例で挙げたような人々は投資に関する助言を行う法的資格を有していません。ニュージーランドで投資の助言や管理を行うためには、ファイナンシャル・アドバイザーやインベストメント・アドバイザーなど法令に基づく資格を有することが必要です。
2.投資前交付書類の確認
投資を行う前に、インベストメント・アドバイザーが事前に精査した書類(投資前交付書類)を必ず書面で受け取りましょう。投資前交付書類にはディスクロージャー・ドキュメント、有資格者たちの略歴、投資リスクに関する詳細な情報などが含まれます(通常これらの文書は要求しなくても提供されます)。これらの文書を投資家の立場で精査するインベストメント・アドバイザーは、あなたへ投資機会を紹介した人とは別の、独立した人物であるべき点にも留意しまししょう。
3.言葉の壁
投資内容を事前に理解することは重要です。もしも投資内容に関する文書を理解することに自信がない場合、遠慮せずに助けを求めましょう。専門の翻訳者に文書の翻訳を依頼するか、通訳者立ち合いの下で説明を受けることをお勧めします。
投資期間中の注意点
投資が開始された後も、資金受領の受領書や運用パフォーマンスに関する定期的な報告などを文書で受け取りましょう。もしもそれらが定期的に送られてこない場合には注意が必要です。
弊所はこれまで多くの日本人のお客様へ、ニュージーランドへの移住、投資、ファミリートラスト設立、遺言書作成、不動産・ビジネス売買など様々な法律サービスを提供して参りました。
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